vitamira's diary

benikake sorairo

ドイツで暮らす旅好きな人。下のメニューバーは押してもどうもなりません☺

結婚式のこと (1) 指輪の話

3月の結婚式。家族と過ごした一週間。

大切な人たちに囲まれてあたたかく祝ってもらい、一生の思い出になりました。人生最初で最後の一大イベントだったので、書き残しておこうと思います✍️

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1. 日程ぎりぎりに攻めた前準備

 トルコ人家族の「身内」の括り

 新婚義兄夫婦の温かいサポート

 ニカハシェケリってなんだろう

2. 結婚式当日

 役場で親族立会いのもと

 ネットで指輪探し

 どっちがふさわしい

 記念撮影の裏側

 ハネムーンから30年

1. 日程ぎりぎりに攻めた前準備

秋ごろから一気に進めた結婚支度。当初の予定では、役場でのドイツ式結婚登録は双方の両親・兄弟姉妹に立ち会ってもらい、その後親しい友人や親戚が集まって、どこかでおいしい食事でもできたらいいかな~💡ぐらいのイメージで、気楽に考えていた私たち夫婦ですが...

トルコ人家族の「身内」の括り

ごく身内だけで済ませようと思っていた役場での結婚登録。私にとってごく身内と言えば、両親と祖母、妹に私の5人だけだったのですが、彼のほうはとにかく親戚が多く、皆呼ばなければならないというのです。一気にゲストリストが50人ぐらい増えた。わお。

▶新婚義兄夫婦の温かいサポート

結婚する当人たちよりも情熱的に結婚式の段取りなどについて考え、指揮をとってくれたのが、昨年イスタンブールで見事な結婚式を挙げた義兄夫婦。(彼の家族は全員本当に優しくて面倒見がいいのです。)招待状や小物の手配まであっという間に揃えてくれて、面倒な顔一つ見せないので、頭が上がらない。招待状 (Einladungskarte) は、もともと作るつもりはなかったのだけれど、記念になるから!と言われるがまま好きなデザインなど伝えて刷ってもらうと、確かに良いものですな😎

▶ニカハシェケリってなんだろう

結婚式の小物といえば、Nikah şekeri(ニカハシェケリ*1)も用意してもらうことに。小さな引き出物のようなもので、トルコの結婚式では参加者に配られる記念品・プチギフトなのだそう。何か実用的なものにしたくて、石鹸を選んだ。アーモンドの香りが素敵だと思ったけれど、微妙においしくなさそうな(?)色合いを見てあきらめ、白い石鹸に兄嫁さんデザインの小さなお花飾りを添えてもらった。忘れずに持って帰って下さった方には、是非使って頂きたい☺︎

2. 結婚式当日

▶役場で親族立会いのもと

結婚登録&指輪交換

▶ネットで指輪探し

実は結婚指輪の準備でトラブル発生。

トラブルといっても完全に自分たちの失態で、なんとサイズがあわなかったのである。リングスケールも使った筈なのに、一体何故🤭

私のリングを作ったお店で彼に合うものが用意できず、既に日がかなり迫っていた為、とりあえず保険的に別のお店でオーダーすることにした。(二人とも日常的に指輪しないため、こだわりがあまりに薄い...)

世の中、オーダーメイドで*2 趣向の凝らされた指輪の選び方がある一方、結婚式直前に、とりあえず通販でポチッと買っておく指輪の選びかたがここにあり(猛省)

結婚指輪は後で良いものに買い替えようかとも話していますが、やはり生活習慣や仕事柄、指輪をつけている時間は本当に短いので、恐らく指輪をアップグレードする気になる頃には、アップルペンシルの買い替えだとか何かしら他のものと秤にかけてしまうような🤔

▶どっちがふさわしい

指輪のみならず、はめる指についても信念がないというか良く言えばフレキシブルな私たち。実はリング交換の直前まで、どちらの手にするか迷っていて、日本では左手が一般的、トルコも左手らしい。でもドイツなら右手の薬指。結婚登録はドイツ式。さてどっちにするか...

当日、気が付いてみれば私は左手に、彼は右手に指輪を受け取っていたのでした。

....Σ(゜ω゜)そんなぁ!

私は左手に受け取ると決めていて、彼のほうは、より指輪のフィットする右手を差し出していたようで、お互い深く考えず、差し出された指にリングを💍

異文化を理解し、互いを受け入れる結婚生活最初の一歩としては、実にふさわしい指輪交換になったのではないかと思います。どうかそう言わせて...😂

▶記念撮影の裏側

カメラマンさんに連れられて行ったのは何やらとても豪華な建物で、その名もシェッツラー宮殿 (Schäzlerpalais) 。アウグスブルクの豪商が18世紀に建てたそうで、現在は州立絵画館/ドイツバロック美術館としても機能しています。

その、どこを撮っても絵になるような宮殿で私たちがしばらく記念撮影のポーズを色々教示されている間、役場でのセレモニーに立ち会って下さったゲストの皆さんは、ひと足先に次の会場であるレストランへ向かい、カフェクーヘンタイム*3

少し雨も降って寒い日でしたが、通りがかりの人からおめでとうと声をかけてもらったのは嬉しかったな😌

▶ハネムーンから30年

両親が最後にヨーロッパを訪れたのは、まだ私が生まれる前のこと。ハネムーンのパリ旅行以来はじめて、両親が私たちに会いにドイツまで来てくれたことは、最高に幸せな思い出で一生の宝物になりました。今度は私たちが日本へ会いに行かなくちゃ! 

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こんなに一度に色々自分の好みをはっきりさせないといけないことは滅多になかった~

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次回は「結婚式でどうしてもやりたかったこと」

*1:実際の発音は、カタカナで表現できないようなもので...

*2:「ひとつながりのリングを結婚式の日に分かち合う」グッドデザイン賞杢目金屋さんなど

*3:コーヒーとケーキでゲストが歓談する時間