vitamira's diary

benikake sorairo

ドイツで暮らす旅好きな人。下のメニューバーは押してもどうもなりません☺

旅行者から一年在住者へ

いよいよ直前に迫るドイツでワーホリ!

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Photo: 2015/2/9

ドイツには何度か*1 旅行で訪れたことがある。今回はワーキングホリデーで一年間過ごすので、はじめてドイツの春夏秋冬を味わうことになる。これまでは観光客として行っていたので、プレッツェルおいしいなー、フォークがケーキにささってるなーとのんびり楽しんでいただけだったが、今度はドイツの生活に馴染んでいけるのか、楽しみ半分、不安半分な気持ち。まあ正直に言うとのんきなほうなので、今はわくわくばっかり。

0.ドイツに興味を持ったきっかけは大学の情報技術の授業の課題*2 で、留学生対象に食堂でアンケート調査していた時に知り合った友人がドイツ人だったこと。しかしこの時はロンドンに語学留学*3 する前だったので、どちらかというと英語を練習したいなーという気持ち。ドイツ語は第4言語*4でやってみることにした。留学中にドイツを訪れてドイツがちょっと好きになったので、大学最後の1年間と卒業後も科目履修生としてひと学期分だけドイツ語を受講した*5

1.はじめてのドイツは、友人Vが年越しパーティーに誘ってくれたとき。いつのまにかテーマが変わっていた卒業研究*6の題材集めもしてこようと思い、語学校の冬休み*7に約2週間のドイツ旅行を計画した。ケルンから入り、イエナ(プラネタリウム)、フランクフルト、バーデン=バーデンで年越しして、シュトゥットガルトプラネタリウム)、テュービンゲン、そして最後にミュンヘンプラネタリウム改装中だった)。クリスマスの後だったので、広場のツリーが撤去されているのを見ることになり、少し切なかった。

ケルンでは観光バス*8を使ってチョコレート博物館に行ったりしたけれど、肝心の大聖堂に入り損ねたのは、宿が駅のすぐそばで、いつでも行ける!と後回しにしすぎたせい...(´-`) フランクフルトは駅のまわりの雰囲気があまり良くないが*9、少し歩くとユニークな博物館*10がたくさんあって楽しかった。泊まった宿*11では素敵な方と知り合えて、その京都の女性とは帰国してから何年も近況を伝え合った。フランクフルトの次はいよいよバーデン=バーデン。大晦日、花火はこの時期しかできないから!とドイツ人のみんなが大喜びで打ち上げ花火や手持ち花火を飽きるまでやっていた*12

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これは日本の花火↑

お正月が明けると、V氏が車でミュンヘンまで行ってくれると言うので、有難くお世話になった。ここで人生初のAUTOBAHN。シュトゥットガルトではベンツ博物館やプラネタリウム*13、大学の街テュービンゲン*14ミュンヘンではウォーキングツアーに参加したりして、短いながらも毎日楽しかったので、ドイツのことが好きになった冬休みでした。

2.二度目のドイツは今の婚約者と付き合うきっかけになった旅行。フィドルを持ってドイツ&イギリス&アイルランドの旅*15の旅。飛行機は大韓航空の福岡(FUK)⇔ロンドン(LHR) *16 飛行時間は行き15h、帰りは16h20だった。

ヒースロー空港からロンドン市内に移動して2泊*17 *18。ロンドン・スタンステッド(STN)空港→ミュンヘンで2泊*19*20→電車でシュトゥットガルト3泊*21→電車でフランクフルト2泊*22*23→ベルリン5泊*24*25→ロンドン・ガトウィック(GTW)空港*26→ロンドンの友人を訪ねる*27アイルランド1か月→フランクフルト→シュトゥットガルト*28→ロンドン*29

ミュンヘンでは京都で知り合った友人Lがウィーンから帰省のタイミングで会ってくれて、一緒にピザを食べた。まだ胃袋がEU化していなかったので、大きなピザを食べきれず宿に持ち帰った。翌日のケーゼシュペッツレもおいしかったが、量が多くて完食できないのがとても残念だった*30。 シュトゥットガルトから電車で訪れたハイデルブルクは石畳の道や建物がカッコよかったが、とにかく雪と寒さで死にそうだった。雪玉という名前は可愛いが割とごっついお菓子*31を食べながら歩いた。フランクフルトでは、ベルリンを一緒に観光する予定だった友人と会ったが、予定が合わず別れた。ホステルは、カギの問題や部屋のにおいなど色々気になることもあったが、玄関が立派で朝ごはんのビュッフェがよかった。何より駅から近い。ベルリンは5日間あったのでゆっくり観光できた。北と南はやはり雰囲気が随分違うんだなーという印象。ミュージアムパスを買ってあちこち博物館巡りした。

最初の予定になかったが、もう一度ドイツを訪れることになり、4日間続けてシュトゥットガルト近郊の街を観光した*32

3.三回目のドイツは、南米帰りだった。アルゼンチン&オーストリア&ドイツの旅*33。飛行機はキャセイパシフィック航空*34イベリア航空*35。台湾でトランジット、香港でトランスファー香港では10時間弱時間があったので、空港を出て大学時代の友人に案内してもらい、現地の食事や有名な夜景を観に行ったりして*36、旅はまだ始まったばかりなのに早速いい思い出が出来た。今回はドイツの話なのでアルゼンチンの旅についてはまた別で書くとして、この旅は本当に飛行時間が長かった*37 エコノミー症候群にならないか、マドリッドあたりで本気で不安になった。福岡→(台湾)→香港→フランクフルト*38。フランクフルトで1泊*39して、マドリッドブエノスアイレス2週間*40ブエノスアイレスを去り再びドイツに戻ってきたのは6月。フランクフルトで電話交渉*41がうまく行き、荷物を預かってもらうことになっていたのでテュービンゲンを訪れた。部屋主は所用で家をあけなければならず、留守番。主が帰ってくると今度は私がウィーンに行く番。ウィーンは一度訪れてみたかった街で*42、今回は友人L*43が案内してくれたり一緒にアイスを食べたりして、一人旅では味わえない幸せを感じたのだった。ウィーンから近いようなので隣国スロヴァキアの首都ブラチスラヴァにも行ってみた。すぐ隣なのに全然違った雰囲気で驚いた。ウィーンの帰りはFlixBusを利用した。初めてドイツで乗る夜行バス。安ければ過酷な旅路にも屈しないロンドン時代は遠い昔のように、海外で夜行バスや中・長距離バスを利用するという選択肢を忘れかけていた私には久しぶりの感覚だった*44が、乗ってしまえばWi-Fiもあり充電もできて快適だった。テュービンゲンに戻ってから一度、エリアパスを買ってウルムまで行ってみた。やっぱり電車が楽しいなと思ったが交通費のことを考えると、旅行中でなければ頻繁には乗らないのだろう。

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日本の電車↑

これから始まるドイツの生活がどんなものになるのかとても楽しみ。行ってから行う煩雑な手続きを想像するとやや憂鬱だが、ひとまずは忘れてこれからは機内食のことでも考えようと思う。

いってきます!

*1:2011-12の年末年始、2015の2,3月、2016の5-6月の3回。細かくは5回。※スマホiPhoneの方へ。この記事は脚注がなんと50近くあります。読まなくてもいいよ。

*2:Excelを使った統計の授業だったかな

*3:大学3回生を終了したあと1年休学留学した

*4:第4言語というと外大生らしく多言語を極めるべく学力研鑽に励んでいる…という感じを持たれるかもしれないが、あくまで私の場合は『趣味です♡』のレベルである。専攻は英米語、必修なので入学時に選んだ第二言語は(キリル文字で書かれた単語を音読できるよレベルの)ロシア語、第三言語はイタリア語(スペイン語の方が興味あるのにイタリアにしたのは、好きなら独学でもやるよね!と思ったから。)...悲しい哉、ロシア語もイタリア語も実用レベルからは程遠い。授業は勿論きちんと真面目に出席していたので、単位を取る最大限の努力分だけは実った..かな orz

*5:そのあとメルボルンで半年間ワーホリした

*6:帰国したら比較文化のゼミに入ることになっていて、マザーグースとか書店をテーマに研究しようと考えていたのだが、思ったより書店にアンケートを渡すというハードルが高くて意気消沈していたところ、イギリスでもあちこち見て回っているプラネタリウム比較文化するほうが自分に向いているのではとふと気づいた。

*7:全部で36週のコース期間中、2週間のobligatory holidayを取らなければならなかった。その2週間は36週には含まれていないので、勉強する期間はきっちり36週間。

*8:大きい都市でよく走ってる、各国音声ガイド付きのルーフトップバスで、Hop on/off 乗り降り自由!というやつ

*9:いわゆるred light district

*10:Struwwelpeter-Museum: ドイツの絵本、Der Struwwelpeterってご存知ですか?私ははじめて知りました。日本では、いとう ようじさんの訳で『ぼうぼうあたま』や、しょうの こうきちさんや ささき たづこさんの訳で『もじゃもじゃペーター』

*11:Five Elements Hostel

*12:#silvester #feuerzangenbowle #raclette

*13:近くの公園では、木の上にテントを張って何かのプロテストをしている人たちがいた

*14:シュペッツレが上手く食べられなくてつらかったな

*15:2/19予約 ryanair: 2/24 LGW 13.25→ 14.50 DUB, 預け荷物15kgx1でTotal 55.07GBP, 2/20予約 Aer Lingus: 3/24火 DUB 7.00→ 12.10 FRA, 預け荷物15kgx1で 71.99EUR

*16:予約サイトAirtickets24で12/30に買った2/3火のチケットTotal 117,202 JPY

*17:前日にHostel World予約, 2/3火1泊GBP£11, Palmers Lodge Hillspring, 22mix(カーテン付きカプセル)を予約して行ったら4mixにグレードアップされたけど、カーテンなしだった。当日HW予約で1泊£18, Astor Victoria, 8mix

*18:#boutiquehotel #designhotel

*19:easyJetで1/1に取った2/5のSTN→MUC片道£39.77

*20:2/1に予約SMART STAY MUNICH 8mix 2/5-7の木金2泊で€73

*21:2/1にDB予約 ICE2等 25€, 2/7 München 11.25-12.53 Stuttgart Hbf

*22:2/1にDB予約 ICE2等 19€, 2/10 Stuttgart 9.28-11.47 Frankfurt(Main) Hbf

*23:Frankfurt Hostel

*24:前日にDB予約 IC2等 67.50€, 2/12 Frankfurt 8.52-11.56 Hannover Hbf, Hannover 13.21-15.23 Berlin Hbf

*25:前日にHWで予約した2/14-16土日2泊 €20+15, ONE 80° Hostel, 6mix,  East Sevenにも予約があったので泊まった。

*26:2/2に予約したNorwegianでEUR36.30, 2/17 Berlin-Schönefeld 12.45-13.35 London-Gatwick

*27:福岡で知り合った友人C宅と、ロンドン留学時フラットメイトで大変お世話になった人たちの元を訪れてまたお世話になった。帰国間際に予期せぬ事態が起こるため更なるお世話になってしまい、私はもう西に足を向けて寝られない。今はその方は引っ越したため今度は東に足を向けて寝られない。いつか絶対恩返ししたい。

*28:悪天とトラブルで飛行機が遅れに遅れたあげく飛ばず、翌日のフライトに振替となった。アイルランドに行く前、スーツケースをMお姉さんのフラットに預けていたので、帰国前夜にロンドンに戻り、帰国当日はスーパーでクランペット(パン)を買って帰るつもりだったのが、帰国当日にロンドン着という危機的状況。

*29:フラットのMお姉さんはヒースローまでスーツケースを持ってきてくれたばかりか、クランペットまで買ってきてくれていた涙

*30:到着間もない2月のこの頃はまだ比較的和風の胃袋で西洋の食事にたじたじとしていたのだが、この後イギリスやアイルランドを旅しながら鍛えていった結果、3月後半にもう一度ドイツに戻ったとき、かつて食べきれなかったケバブも余裕で完食する丈夫な胃袋になっていたのだった。怖

*31:#Heidelberg #Schneeball

*32:Ludwigsburg-Esslingen-Tübingen-Nördilngen

*33:主にブエノスアイレスとウィーン

*34:FUK-HKG-FRA

*35:FRA-MAD-EZE

*36:夜道をぶっ飛ばすタクシーやバスに乗る経験も

*37:予約サイトは後で

*38:Cathay Pacific

*39:SmartStay

*40:ちょうどリオオリンピックのシーズンでビザが無料だったので、ブラジルに行くかすごく迷ったが行かないことにした。イグアスの滝をまた必ず観に行きたい!!

*41:駆け引きと言われることも:)

*42:ドイツの隣国オーストリアザルツブルクは近いがウィーンは結構遠い。はじめてのドイツの時ミュンヘンでV氏と別れた後、私はお隣のザルツブルクまで行ってみた。ものすごく寒くて雪に埋もれそうだったが、五線譜の傘をさした人が多い街を歩き、マリオネット劇場に行ったり、宿でザッハトルテを大事に食べたのはいい思い出。

*43:実家はミュンヘンで、当時ウィーンで勉強していた

*44:日が暮れてから知らない場所で乗り場を探す心細い感覚