vitamira's diary

benikake sorairo

ドイツで暮らす旅好きな人。下のメニューバーは押してもどうもなりません☺

イエナ(1)☆

もともとひとり旅が多い。プラネタリウムをはしごするのに付き合いたい人など珍しいだろうし、一緒に来てくれないかと頼むとこちらが気を遣うので、やっぱりひとりが気楽でいい。疲れたら休む。気のすむまで休んだらまた歩き始めるし、予定を突然変えるのも自由だ。ただ、時々人と旅行する機会があると荷物が多くてもトイレに行きやすくて、とても有難いなと感じます。(なんてやつだ。)

Jena(イエナ)2011.12/28-29

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イエナはドイツ・テューリンゲン州にある都市で、レンズ技術で有名なカール・ツァイス創業の地として知られる。この街には世界最古のプラネタリウムがあるので、プラネタリウムファンとしては一度訪れてみたかった!

その日はケルンからイエナまで列車で移動。到着が遅くなり、着いた頃にはとっくに日が暮れていた。右も左もわからないので、地図を見せ(iPhoneもまだ持っていなかった頃のお話。)駅からタクシーで宿へ向かってもらう。今では考えられないことだが、当時まだひとりで旅行し始めたばかりで、恥ずかしながら色々と抜けたところがある。

着いたはいいが、辺りは暗く本当にここが泊まる宿なのか不安になってくる。タクシーのおじさんが親切に、車から降りて確認してくれた。幸い入り口はロックされていなかったので中に入ることができたが、館内は暗く、フロントも既に閉まっている。(多分21時まで。)予約はあるものの連絡をしそびれていたので、自分の部屋がわからない。困ったなと思いつつ、仕方ないのでフロント前の休憩スペースで今夜は休ませてもらおうと心を決める。明日の朝スタッフの人と話そう。

何時ごろだったか1人ドイツ人男性が帰ってきて、どうしたのかと尋ねられたので、遅く到着して部屋がわからないから、今夜はここで休ませてもらうつもりだと話す。まだ寝ないなら少し歩いて下町の飲み屋で1杯だけどうかと誘われる。もうソファでバックパックを枕に寝ようとしていたところだが、まあ近いなら、と一緒に出かけることにした。時間は23時ぐらいだったのかな。

石畳を少し歩きたどりついたバーは、ちょうど店じまいしているところだった。案内してくれた彼は無念そうだったが、時間も遅いのでそのまま宿へ戻る。その後彼はどうやってか、空いているドミトリーベッドを探してくれて、私は一晩をフロント前のソファで過ごさずに済んだのだった。疲れもあって、お礼を言うとそのまま朝までぐっすり眠った。

 

しかし実は、その部屋は・・・

 

つづく